RX62N

2011-12

/ATMEL_AVR/upload/RX62N/rx62n.jpg

  • 今頃になって2011-05付録基板を開封す。

これ、最初にどうすりゃいいの?


  • (1)まず、BOOT-MD0 (JPP1)にピンヘッダーを立てる。
  • (2)こいつ(JPP1)をショートした状態で、USBを接続する。
  • (3)Renesasのサイトに登録して、FDT(フラッシュ書き込みツール)をDLしてインストールする。
  • (4)FDT4.08 basicというソフトを立ち上げて、基板はGeneric USB boot(一番下)を選び、
    • クロック12MHz、逓倍8倍、周辺4倍にて接続する。
    • 書き込みたいmotファイルをダウンロードにより基板に書き込む。
  • (5)JPP1をオープンに戻して、再度USBを繋げばユーザーアプリが起動する。

ちなみに(2)で使うinfはFDTのインストール先に生成されているもの。





gccでビルド可能な、USB-CDCエコーバックサンプルソース

  • ダウンロード:
  • USB-CDCを利用した簡易モニター
    • CDCですが、パケット式通信なので、host側ツールはcdctool.exeを使用します。
    • コンパイル環境は、特電さんが配布しているcygwin版 rx-elf-gcc
    • もしくは、Linux環境で普通に作成されたrx-elfなクロスgccを使用可。
  • USB-CDCエコーバックサンプルソース
    • ソースはやや古いです。
    • エコーバック速度のベンチマークソフト同梱
    • コンパイル環境は、特電さんが配布しているcygwin版 rx-elf-gcc
    • もしくは、Linux環境で普通に作成されたrx-elfなクロスgccを使用可。





今後の予定

  • とりあえずcdcboot相当のものを移植して、HIDaspxとかPICspxを動かしてみる。



gccの入手

  • クミンズKPITのサイトに登録して入手するか、特電のサイトのCygwin版を入手するか、
  • あるいは自分でビルド(下記参考URLを参照のこと)する。

KPITから落としてきたGNURXとHEWは、まずHEWからインストールする。すると自動で後続のGNURX(gcc)もインストーラーが起動する。


いつものこまったちゃん。

  • ARMやPICのときにもあったけれど、
  • IARとかKEILのような商用コンパイラ用のソースをgccに掛けるといろいろ問題発生する。
    • ARMのときはコンパイラはgccのくせに、アセンブラ文法の非互換やLDスクリプト、セクション名非互換で悩まされた。makefileも無かったし。
    • RX62Nの場合、根本的にコンパイラが違うので、もっと大変。



Renesasモニターはあるけど、たぶん使わない(使えない)

  • なぜならば、RAM上のコードしかデバッグできないのと、
  • USBデバイス開発時にUSBでデバッグなんか出来るわけ無いじゃん。
  • もちろん実シリアルポートモードでRenesasモニタという手も無いではないが、普通シリアルprintfで充分。
  • ユーザーの書き込むファームで書きつぶされるので(毎回FDTで書き込んで切り替える)面倒なことこのうえない。
  • まさかFlash書き込み100回までだからRAM上で開発しろとかいうオチはないよなあ。(H8がもろにそれだった。)


参考URL

Build cross-gcc for Renesas RX

RX62NのUSB Boot mode

特電 RX-ELF-GCC(Cygwin版)

http://www.tokudenkairo.co.jp/rx62n/download.html