libmapleで仮想COM
libmapleを使って仮想COMベースのARMモニターを作る。†
- とりあえず出来ました。
ダウンロード:
- CQ-STARM , STM8S-Discovery , STBee , STBeeMini の4基板に対応しています。
- こちらからダウンロードしてください。
移植の顛末:
- 簡単に移植できるはずが・・・libmapleもCDC-仮想serialポートの実装は手抜きになっていて、それを知らずにハマりました。
- ホストPCから1文字づつ送る ---> デバイス側も1文字単位で受け取る。=問題なし。
- ホストPCから40バイトくらいまとめて送る--->デバイス側でまず1バイトのヘッダーを受信して、OKなら残り39バイトを受信する=バグる。
- バグ状況は、2度目のSerialUSB.read()では送信されたデータの2バイト目から40バイト目までを受け取るはずなのに、1バイト目から39バイト目までのデータを受け取って(コピーして)しまう。40バイト目は永遠に受け取れない。
- この手のソフトは、デバイス側とホスト側の両方を実装しないと試せないので、なかなかモチベーションが上がりません。
- CDC仮想comはバルク転送なのでデータをまとめて送るぶんには速いのですが、いわゆる普通のserialポートのようにPCから1バイト送ってはデバイスの応答を待つような書き方をすると、結局のところUSBの1フレーム=1mS掛かる問題が発生して、1秒間にせいぜい500回くらいしかハンドシェークできない結果になるようです。(下手をするとリアルなserialポートより遅くなります)
積み残し問題†
未解決です。
- STM32の仮想COMポートの検索方法---現在は、一番後ろのCOM:を決めうち。
- 後ろから、調べていく方法に変更したい。
- STM32の仮想COMポートの特定方法
- 特別なボーレート(0xffffとか)で初期化された場合にのみ特定しハンドシェークするようにする。
- pinMode/digitalRead/digitalWrite相当のコマンドの追加
- レート指定、トリガー指定可能なデジタル/アナログinputコマンド
- それに対応するホスト側ウィンドウ
今回のフォーカスはAVR/PICライターではなく、シグナルサンプラーになる予定です。
- NXP系チップに移植する予定は当分ありません。手間がかかりすぎます。
- 入手性に関しても、LPC17xx系基板はXpresso以外にあまり手に入らないので除外です。
仮想COMベースのブートローダー 製作編
以下、まだ書きかけです。
予定稿†
- libmapleを使って仮想COMベースのブートローダーを作る。
- libmapleを使って仮想COMベースのAVR/PIC/PIC24/OpenOCDライターを作る。
仮想COMを使用する理由
- HIDよりも転送速度が速い。(はず)
- Linux上ではHIDよりもcom portのほうが扱いやすい。
- Windows上でも、STM32用の仮想COMドライバーを入れるだけなので、それほど心理的抵抗はないと思われる。
- LPC1114(AMRY基板)に簡単に移植できる。ホスト側は共通になるかも。