ATmega328Pのfuse

2009-10


ATmega328P用のブートローダー作成方法

(1)改造:以下のファイルを少しだけ編集

  • arduino-0017/hardware/bootloaders/atmega/Makefile
    #atmega328: CFLAGS += '-DMAX_TIME_COUNT=F_CPU>>4' '-DNUM_LED_FLASHES=1' -DBAUD_RATE=57600
    atmega328: CFLAGS += '-DMAX_TIME_COUNT=F_CPU>>3' '-DNUM_LED_FLASHES=1' -DBAUD_RATE=57600
  • つまり、MAX_TIME_COUNTをオリジナルの2倍にします。

(2)Make

  • avr-gccのPATHを追加してmakeします。
    D:> set PATH=%PATH%;D:\arduino-0017\hardware\tools\avr\bin;D:\arduino-0017\hardware\tools\avr\utils\bin
    D:> cd \arduino-0017\hardware\bootloaders\atmega
    D:> make clean
    D:> make atmega328

(3)出来たHEXをhidaspxでATmega328Pに焼きます。

  • w.bat
    hidspx ATmegaBOOT_168_atmega328.hex
    hidspx -fl11111111
    hidspx -fh11011010
    hidspx -fx101
  • これで、Arduino400風のUSB-PIC経由によるArduino互換機でスケッチのuploadが可能になりました。


応用

  • AVRチップにATmega88やATmega168を使用する場合にも、
  • MAX_TIME_COUNTの値を調整することでRESET後のタイムアウト時間(アプリ起動までのブート待機時間)を短くすることが出来るようです。
  • (FT232RLの)DTR#とAVRのRESET間の0.1uFコンデンサと、RESETプルアップ抵抗(10kΩ)、それからRTSが接続されている場合はその抵抗(コンデンサ?)などの合成によるリセット時定数の違いにより、リセット後のスケッチ書き込みがうまくいかないときは
  • Makefileの'-DMAX_TIME_COUNT='の項を調整してみてください。




ATmega328Pのfuseに関する驚愕の事実!

ATmega328PのfuseビットはATmega88P/168Pと異なっています。

  • 拡張fuseのbit2:0と、High fuseのbit2:0が、(mega168Pと比べると)入れ替わっています。

/ATMEL_AVR/jpg/mega328f1.png

/ATMEL_AVR/jpg/mega328f2.png