2008-07

2008-06

続:Intelにとって望ましくないシナリオの始まり

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0626/intel.htm

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0613/csci.htm

  • 2008年も後半に差し掛かり、温暖化対策は待ったなしとなった。
  • 現在のPCの普及台数を考えると、省電力化は急務だ。PCを使わないで仕事しろ、というのはもう無理だ。
  • だから、今後販売されるPCは限りなく省電力化すべきである。

まず、intelは省電力なチップセットを開発しる。(爆熱なP**シリーズはやめる)

  • 次にAtomを4コアくらいにして、働いてないときは3コア分の電気を止めるくらいの勢いで電力制御する。
    • (連続フルパワーで稼動することなんて、エンコ以外にはないんだから)
    • Core2やAthlonのようなTDPが10W以上のCPUは法律で禁止。
      • プレスコットなんてもってのほかだ。
    • たとえば、チップセットFANやCPUファン自体も電力消費するわけなので、電源部以外はFANを禁止すればよいかも。
    • (禁止というのは一方的な云い方なので、ガイドラインを決めるという風に考えて。)
  • ATX電源周りも12V単一化とかでエネルギー効率を上げる。(新規格が必要だろう)
  • 電源OFF時にUSBとかに電流を流しっぱなしにしない。(待機電力をなくす)
    • (漏れはいまだにPS/2のKBとマウスだ)
  • あと、ゲーマー以外の人は大電力なビデオカードを刺すのもやめようね。(オンボードビデオで充分だ)
    • Vistaを禁止すれば、高速なビデオカードはいらなくなるはずだ。
    • これは、ガイドライン的には、PCの電源出力を昔の250Wとか300WにすればOKだ。
    • HDDなども軒並み省電力化しているので、RAIDにしたくらいで300W制限をオーバーすることはない。

しかし、これをほんとに実施するとAMDは確実に息の根が止まる。

  • CPUもGPUも否定されるわけなので・・・。

静音PCマニアにとってはまさに天国;;;

  • 上記のガイドラインは、主にオフィスワーク向けPCとする。
  • ハイパフォーマンス用途にはPCという名称ではなくワークステーションというジャンルを復活させるのだ。
    • 値段設定は高くなるがしかたがない。場合によってはCO2税率を課す必要もあるかも。

でも、実はノートPCではすでにこの程度の省電力化は行われているはずなので、残る対策としては Atom用のチップセットの電力をなんとかする問題と液晶周りの電力効率の改良かな。

  • これだけガソリンが高騰しても、燃費の悪いアメ車に乗ってる浪費好きな連中のことだから、言っても無駄だろうけどね。
  • (でもGoogleという企業の活躍には密かに期待してるんだ)

物欲道

(1)キーボードを買った。ミツミのやつだ。

  • http://www.owltech.co.jp/products/keyboard/JPZ104PS2/JPZ104PS2.html
  • 地方では英語キーボードはめったにお目にかかれない。
  • キータッチは可もなく不可もなくだが、同じやつをずっと使っていたので、キーが擦り切れていたりシフトが引っかかったりで具合が悪かった。
  • 新しくしたら、だいぶ快適になった。
  • メモリーを足したり、CPUやHDDを交換したりも快適さを求める方法ではあるが、
  • いつも触るもの(KB、MOUSE)や見るもの(液晶)も快適さを大きく左右するようだ。

(2)(自分にしては珍しく)CPUを買った。インテルの一番安いやつ(セレロン430、1.8GHz)だ。

  • この1つ前というと、Core2Duoの1.8GHzなので、まったく進歩はないが、値段は1/6くらいだ。
  • インテルの石(Core2世代)は、全部同じアーキテクチャーなのに、モデルナンバーが振られていて、 販売価格帯が広い。(同じ物なのに・・・)
  • 昔は、高クロックで回るものは選別品であり、採れる量が少ないため高値が付けられていた。
  • 現在は、意図的に性能差を作ってモデルを増やしているが、その主な理由はライバルのAMD対抗措置をやっているだけ。(他には、パソコンメーカー側にも、モデル差別化しやすいように誘導しているだけ)
  • で、用途にもよるが、実は一番安いモデルが最もコストパフォーマンスが良い。
  • (2次キャッシュが減らされていたり、キャッシュのレイテンシーを微妙に落としたりして性能を下げている以外は、最廉価モデルだからといって、手抜きする箇所などない、というわけだ)
  • だって、製造工程もマスクもまったくといっていいほど同一なんだから。
  • 他の工業製品ではありえないような話だ。

  • で、セレ1.8で大丈夫なのかって?
    • まあ、Bartonの1.83GHzと比べれば、2割くらい速そうだし、なんといってもTDP30Wだけあって、全然熱くならない。
    • DDR2メモリーが使えるので、Bartonよりお得。
    • それどころか、同じ店頭に並んでいたAtom1.6Gに比べれば断然速いわけで。
      • AtomのCPUのみの値付けは$20らしいが、Celeron430はCPUクーラー込みで4000円程度 なので、CPU単体で考えるとほとんど同じ値付けといえる。
  • これまったく私見だが、今のAtomはまだ買うべきではない。
    • チップセットの945がだめすぎ。SCHならもっとだめ。
    • CPUの消費電力は減っているが、システムのトータル消費電力では一昔前の鱈セレマシンのほうがむしろローパワーだ。性能はほぼ同じなのに。
    • つまり、トータル消費電力ではっきりとメリットが出て、なおかつ通常の使用用途で支障が出ない程度の性能が必要 と見ているが、まだ性能も満足するレベルには達していない。
    • 64ビットReadyというのだけはVIAと違って大いに評価できる。
  • ただし、Windowsミニノートの分野では、Atom以外は、もうありえない。
    • コストと消費電力面で、Atom以外は選択肢に入らないということだ。
    • 945やSCHを使わない選択肢(VIAやSiS)もあるはずなのだが、そのような製品がまったく現れないところを見ると、intelによってなんらかの縛りがあるのではないかと勘ぐっている。
    • Atomの単体価格が安すぎるため、チップセット込みでしか供給しないとか、あるいは微妙にバスインターフェースが変わっていて、VIAやSiSにライセンスしていないとか、そんな感じを受ける。

NVIDIAはAtomに鞍替えする?(北森瓦版)

  • VIA nano用のチップセットを作るの(をやめること)と引き換えにAtom用のチップセットを作ることに。
  • いや、まったく賢明な選択だ。
  • VIA終了確定でFA?
  • というかAtomのバスはCore2と違っている?(MSIとかはチップセットが945なのに・・・)

IF 2008.9 ColdFire+LAN基板情報

CPUはMCF52233

  • ColdFireというのは、元ローラ、今フリースケールセミコンダクタが作っている68000系CPUの組み込みバージョン。
  • CISCをRISCに焼きなおしたような石。なので680x0の複雑なアドレッシングモードは削除されているらしい。
  • LANが付いているので、Webラジオとか出来たら面白いなー。
  • その真逆で、AM/FMラジオをA/D変換してローカルLAN上のPCに流すとか。
  • 回路図見てたら、CPUがPHY内蔵でLANコネクタに直結していたので、技術が進んだのだなーと感心していたところ、

トラ技2008.8(NEC78K付録基板)1冊捕獲。

  • どうやら、8月号は、飛ぶように売れていた。
    • だれか、買い占めてないか?
    • そういえば、2chのスレやねうさんによると、ATtiny2313を100個単位で買うのが流行っているらしい。
    • おまけに、ギャングライターを作るのも流行っているらしい。
    • 何に使うのかサッパリ見当が付かないが・・・。
  • 件のトラ技、11日くらいから毎日本屋に通っているのだが、見当たらず。(いつもは13日くらいに来る)
  • 店員を問い詰めたところ、展示書棚の下の引き出しから在庫が4冊出てきた。
  • 1冊のみ捕獲。
  • 通電すると、青LEDがまばゆく光った。(まだ何のインストールもしていないし、そもそもその通電したUSBポートは電源の入っていないパソコン)
  • ああ、USB(というかパソコン)って、盗電漏電装置だよなー。こうやって地球は温暖化していく・・・


朗報!WindowsVistaでも、LowSpeed Bulk転送が可能に!

田村さんが対応してくださったようです。詳細は(英文ですが)下記URLを参照してくださいとのこと。


Atomのチップセットは放置か?

Intel天野氏がMini-ITXへの注力をアピール

  • http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20080719/etc_intel5.html
    より引用 > このほか質疑応答では、「22W」(天野氏)とされるAtomマザーのチップセット発熱について、
    >「945チップセットを改良していく予定はないが、SiSさんのチップセットは通常10W前後なので、
    > これらを使った製品が出てくる可能性はある」という回答もされている。
  • Mini-ITXへ注力しているわりに、これかよ!
  • SiS671に関してだが、チップセットの発熱はほとんどない。ヒートシンクすらいらないんじゃないかと思えるくらい。
  • ただし、サウスブリッジ側のI/Oチップはかなり熱くなる。(じゃあこれってTDP詐欺?)
  • SiS671のビデオパフォーマンスに関してだが、通常のブラウザとかExcelでは問題はないのだが、DOS窓のスクロールだけが死ぬほど遅い。(まるでVGA(VESA)エミュレーションくらいに遅いのだ)
  • 仕方が無いので、GeForceの7300みたいなトロいカードを刺して使っている。本末転倒だ。
  • こんな(ビデオドライバー手抜き)チップを使うくらいなら945のほうがずっと良い。

だから、945ベースでいいから、シュリンクしてくれよー>intel

  • もしかしたら、Atomは今後ビデオとメモリーIFを統合する予定なので、専用のチップセットを開発しないという方針なのかもしれない。

トラ技2008.8(NEC78K付録基板)査読

  • ようやく時間が取れたので、査読中。
  • なんかこれ、EndPoint(バルク)がINとOUTに1つづつしかないんじゃあ?
  • コントロール転送は、ほとんど自動応答してくれるのでCPUが処理する必要はない。
    • ベンダーユニークなコマンドだけはCPUDECという処理に回せるらしい。
  • エンドポイントが1対しか用意できないということは、CDCクラスとか実現できないんじゃあないだろうか?
    • だから、独自のVirtualCOMドライバなのか。

78K自体のパフォーマンスについて

  • 最短命令の実行時間は2クロック。
  • おおまかに言って、命令のバイト長の2倍のクロック数で実行しているようだ。
    • つまり、1バイトフェッチ当たり2クロックでの実行だ。
  • アーキテクチャが良く似ている8085と比べると、1.5倍〜2倍くらい速い。
    • 言い換えると78Kの16MHzは8085の24MHz〜32MHz程度である。
    • まあ、AVRの8MHz以下相当であることに変わりはないんだが。
    • USBがフルスピードなのがメリットだ。

トラ技BIOSが今一な件

  • なひたふさんが作っている割には、かなり今一だ。
  • で、手直ししようと思ったが、ソースがない。
    • bios120a/sourceフォルダには、たしかに、BIOScore.cというファイルがあるのだよ。
    • だが、これはメインルーチンだけだ。
    • BIOSのコード量は8kBもあるのに、わずか500行のメインルーチンで全てが埋まるわけがない。
    • USBのディスクリプタはどこにある?USBの初期化ルーチンは?
    • 残りはおそらく.libの中だろう。ソースは?
  • 78Kのサンプルコードは、レガシーを廃したとはいえ、まるでRS232Cの先にあるマイコンをいじっているような感じで、USBの香りが全くない。
  • これは、シンプルなので初心者には向いているが、
    • たとえば、いくつかのUSBデバイスを作ろうと思っている人には何の役にも立たないものばかりだ。
  • だったら、普通のシリアル接続マイコンをFT232とか秋月USBシリアルケーブルで繋いでおけと。

そう、USBデバイスのサンプルソースが何一つ含まれていないというのが問題だ。

  • USBデバイスを作りたかったら、DesignWave付録のSTM32をお勧めする。
  • あちらには、STマイクロのデバイスサンプルソースが山のように付属している。

μPD78F0730 マイクロコントローラ サンプル・プログラム(NEC)

NECのサポートページで補完するしかなさそうだ。

  • http://www.necel.com/micro/ja/designsupports/sampleprogram/78k0/78f0730/index.html
  • USBファンクション USBシリアル変換ドライバ
    • μPD78F0730マイコン上で動作するUSBファンクション USBシリアル変換ドライバのソースコードとユーザーズマニュアルです。(トランジスタ技術2008年8月号に掲載) ユーザーズマニュアル(669KB)ソースコード(170KB)
  • USBファンクション HIDクラスドライバ
    • μPD78F0730マイコン上で動作するUSBファンクション HIDクラスドライバのソースコードとユーザーズマニュアルです。(トランジスタ技術2008年8月号に掲載)
  • CDCクラスはバルクのエンドポイント1対(in/out)とは別にinterrupt inのエンドポイントが1つ必要なので、残念だが78Kでは実装できないということになる、でファイナルアンサー?

IF 2008.9 ColdFire+LAN基板補足

この基板、当然LAN接続して使うよね。
若松の通販で追加パーツが売ってるんだけど、3000円らしい。

  • IF誌+追加パーツで5000円かー。(さらに送料も要る?)
  • ジャンクのマザボあたりでパルストランス付きのLANコネクタ刺さってないかな?(ジャンクマザーなら10枚くらいある)
  • たぶんトランスは別なんだよね。空中配線してもいいけど、カッコ悪い。
  • あ、そうだ、USB-Ether(USB1.1の奴)ってもう使わないからバラすか。PT別だったかな?
  • サイレントの通販は1500円+送料500円でPT付きのコネクタ等を送ってきてくれるらしい。
  • 秋月のPT付きコネクタはpin配置が違うらしい。
    • 情報元は シンセ・アンプラグドさんのHP。

そろそろトラ技が9月号か?

https://www.marutsu.co.jp/user/nec78k0-kikaku.php

  • 問題は、液晶を含めたパーツが幾らになるのかだな。

あんまり高いようなら、こっちのほうが面白いかも。

  • http://www.microfan.jp/shop/6_192.html
  • ATMega168(arduino)+グラフィック液晶だ。
  • とはいえ、こっちも高いんだけど・・・
    • RAMが足せるなら簡易オシロとかになるんだけど、I/Opinはほとんど余っていないらしい。
    • もう一枚基板を噛まして、A/DとSRAMは別のATmegaにやらせればいいのか。
  • 78KのほうはA/D付いてないのにどうやって計るのかな?ちょっと興味アリ。

78Kもそろそろ飽きた。

NECのサポートページから落とせるサンプルについて。

k0_com_srcとは何なのか?

  • COMのサンプル。
  • 78Kはエンドポイントが足りなくてCDCクラスが実装できない。
  • ので、独自のVirtualCOMドライバで仮想COM:ポートを作成している。
  • 但し、Windows側のドライバーはソースが非公開のようだ。
  • k0_com_srcは、デバイス側のソースだ。
  • ようやくビルドのこつが分かるようになって、ビルド出来た。コードサイズは3kB弱だ。

これを使えばFT232のようなものが作れるかって?うーん。微妙なところだ。できないことはない。

  • 上記サンプルは、Windowsから送られてきた文字を大文字に変換して投げ返すだけのエコーバックループだ。
  • つまり、肝心のシリアルポートのルーチンがない。(ここをユーザーに作らせるわけだな)
  • あと、ボーレート指定がどのようなベンダーリクエストで来るのか仕様が分からないんで、組みようがないかもしれない。(見落としているだけなのかな?)
	switch ( RvBuf[ 0 ] ) {
	case 0x00: /* LINE_CONTROL */
		usbf78k_line_control();
		break;
	case 0x01: /* SET_DTR_RTS */
		usbf78k_set_dtr_rts();
		break;
	case 0x02: /* SET_XON_XOFF_CHR */
		usbf78k_set_xon_xoff_chr();
		break;
	case 0x03: /* OPEN_CLOSE */
		usbf78k_open_close();
		break;
	case 0x04: /* SET_ERR_CHR */
		usbf78k_set_err_chr();
		break;

このあたり、呼び出し先は全部ダミー関数だ!

  • なんというやる気の無さ。
  • で、ボーレートはどれ?

k0_hid_srcとは何なのか?

  • HID(キーボード)のサンプル。
  • こいつも気合が全然入っていないソース。
  • コードサイズは2.5K程度。スイッチを繋いで押すと、割となげやりなキー番号をWindows側に投げるだけ。
  • まあ、何もないよりはマシというサンプルだな。
  • 改造すれば、CTRL+ALT+DELの3キーだけのテンキー(いやサンキー)は作れる。
  • しかし、今のWindowsは、CTRL+ALT+DELしてもタクスマネージャーが起動するだけなんだよねー。

トラ技BIOSのソースの件

  • これもようやくビルドのこつがわかるようになった。
  • いくつかのヘッダーがシステムヘッダーなのにE:ドライブの特定場所決めうちで置かれていて、ビルドが通らなかったのだ。
  • わざわざ、そこに置いたら通った。
  • 結局のところ、メインルーチンはあるが、ライブラリソースがない状態に変わりはなく、上記のNECのサンプルにもそれらしいソースは含まれていないようだ。