H8/3694F
トラ技2004−4付録†
- h8/3694fx
ROM 32K RAM 2K CLK 20MHzセラロック Vcc 5V(アナログ5V独立)  
Aki H8用モニタ
- http://www.vector.co.jp/soft/other/h8/se336997.html
- 3048用と3664用がある。コンパイルには秋月のCDROM(FDDだったかも)に付属のcc38h.exeやa38h.exeが必要
 
 
備忘録
H8/3694Fはどんなマイコンか?
びんずめさんの書庫 AKI-H8/3052で遊ぶ
Watson8 (H8/PIC/AVR)
H8-3048(3052)実験室(メモリー拡張、ベンチマーク)
先に結論を書いておくけれど、H8とかH8Sに過度の期待はしてはいけない。†
- 後で32bit命令を追加したような命令セットなんで、(32bitモードでは)コードサイズが無駄に長い。
 - 下方向にはAVR32とか普通のAVRとかのほうがコストパフォーマンスも速度パフォーマンスも高い。
 - 上方向にはARMでいいんじゃあ?
- あっちはフルに32ビットだし、同クロックでも4,5倍速いし、ARM-Cortexとかならもっと。
 - 速い方向だけじゃない、ARM-Thumbのコード効率は良いぞー。H8と比べたら倍くらい違うんじゃ?
 - Java拡張(jazelle)もあるしな。
 
 - あえて利用価値を挙げるなら(3052とかの石)512kBもあるflashROMの容量だけ、かな。
- それもコード効率の悪さで相殺されるので、実はそんなに広くない。
 - 外部にDRAM等を増設出来ることは出来るが、アクセスウェイトがしこたま入る。
 - A/DとかPWMとか言うならむしろAVRで充分だが。
 
 - 秋月で、Olimex並に安いARM基板を扱ってくれるなら、ほんとにH8は要らない子。
 
まとめると、
- H8のメリット
- 日本国においてのみ、秋月のおかげで入手性が高い(但しH8S除く)。情報も多い。
 - flashROM容量が比較的大きい。
 - 電源が5VでIOポートもTTL互換。ポート数も多い。
 - 外部にROM/RAMが増設できる。(3694などのTinyシリーズは増設不可)
 - μCLinuxが移植されている。
 
 - デメリット
- コード効率が悪い。(コードサイズが延びる)
 - 遅い。(AVRやARMと比較して4,5倍遅い。昔のCISCチックな遅さ。キャッシュを持たない。等)
- 外部RAMにコードを置くと、アクセスウェイトがたくさん入って遅くなる。8ビットバスを選択するとさらに遅い。
 
 - 中途半端に32ビット化されている(24ビット空間)
 
 
続き
H8/3694遊び


