2008-03
久々に W32_term を更新†
- 実はAVR側のボーレート設定が行われていなかった問題をFIX。
- アップロード、ログ機能を直した。
W32_term 経由で、H8/3694Fのファーム書き換えに成功した。†
- h8write.exeがそのまま使える。便利。
ATTiny2313を使用したUSBtoシリアル変換器のメリット。†
市販品の変換ケーブルとの違いについて考察した。
- (1)安い
- ATTiny2313は大量購入すると90円、しなくても100円。
- あとは12MHzの水晶(50円くらい)とUSBコネクタが高いだけであとはタダ同然の部品で作れる。
- (2)相手側がH8やZ80のようなマイコンだった場合、MAX232が不要。
- Tx、Rxをクロス直結するだけで済むので便利。
- RTSとかDTRとかの処理がいらない。そもそもそんな信号使ってない。
- (3)+5VがUSBから貰えるので、そのままマイコンに供給したり出来る。
- 別電源がある場合はぜんぜん関係ない。
- (4)ボーレートの設定自由度が高い。
- W32_termがボーレート設定値から分周比を計算してくれるので 600くらいから38400くらいの間であれば、適当な数値でもOK。
- H8側モニターのボーレート設定値が38400だったのだが、クロックが指定と異なっていても(16MHz指定なのに、実際の水晶は20MHzだったりとか)逆算したレートを指定できる。
- (5)必要があればAVRの余ったピンを自分でコントロールしていろいろできる。
- ただしプログラムも自分で書くしかないが・・・。
逆にデメリットは
- (1)38400以上は文字落ちする。
- (2)LowSpeedデバイスなのでハンディがある。(なぜかHighSpeedハブがないUHCIではやや遅いとかね)
とりあえず9600ボーあれば事足りるH8writeの実行には支障はなかった模様
ATTiny2313を使用したUSBtoシリアル変換器は、どこまで使えるのか?†
たまたま接続したH8/3694Fのモニターにはボーレート設定コマンドがあるので、上限をテストしてみた。
- ただし、クロックが20MHz駆動なので、(20/16)倍される。
H8側の設定レート | 実際の速度レート | マザー直結USB | HSハブ挟みあり |
19200 bps設定のつもり | 本当は24000 bit per sec | OK | OK |
38400 bps設定のつもり | 本当は48000 bit per sec | 文字落ちする*1 | OK |
57600 bps設定のつもり | 本当は72000 bit per sec | 文字落ちする | 文字落ちする |
38400がギリギリっす。
- 本当の38400で試したい・・・
試してみた。
- 実際、H8/tinyに接続していろいろ試してみたが、28800くらいが限界。
- 38400でも、落ちないときは落ちないが、長時間ダンプとかすると落ちるので駄目。
- H8/tinyで接続するときは19200で行なっている。
*1 16文字に2文字くらい落ちる